忌み者の沼に僕らは沈んだ
糸引く藻類の聯想 とめどなく繋がれる数珠の追憶
離れるな、蔭人のたくらみが
奸計が僕らの絆を
毀損しようと
光の
光射さない水深へ
声が底打つ止水域の
汚泥とデトリタスとしてやわらかく舞踏する生活へ
営んでいきたい、今ふたたびの再生を
一本のともしびを水中花としてこごえる掌を焙る日々を
分け合う熱の冷め遣る夜半に
世界から疎んじられた重力のくびき
ミドリ水で洗う
破れた鼓膜にさした一条の血のすじ
青ざめている 君の血の色に似ていて
忌み者の沼に僕らは沈んだ
糸引く藻類の聯想 とめどなく繋がれる数珠の追憶
離れるな、蔭人のたくらみが
奸計が僕らの絆を
毀損しようと
光の
光射さない水深へ
声が底打つ止水域の
汚泥とデトリタスとしてやわらかく舞踏する生活へ
営んでいきたい、今ふたたびの再生を
一本のともしびを水中花としてこごえる掌を焙る日々を
分け合う熱の冷め遣る夜半に
世界から疎んじられた重力のくびき
ミドリ水で洗う
破れた鼓膜にさした一条の血のすじ
青ざめている 君の血の色に似ていて